研修等講師活動
研修プログラム
講義・講演による研修と、実習・ワークショップを中心とした研修の二種類のプログラムを提供します。
Ⅰ 講義・講演
- 質的研究法、M-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)など …研究結果の実践的活用、実践の理論化と理論の実践化を統合する活きた研究
- ケアラー(介護者)サポート …ケアラー役割はだれもが人生の内でいつかは担うライフスタイルの一部としてサポートする
- シニアのまなび‐大学併設型・市民大学型・CCRC(高齢者集住環境)型など …市民シニア(サードエイジ)の概念を基礎に、学びの経験の可能性を多角的、実践的に探求する
- 高齢者ケアとそのシステム …人間理解の方法としてのケアプランによる、善き職業としてのケアを復権させる
- 自分史(手引き付き自分史作成法) …グループワークでのライフレビューにより高齢期のライフスタイルを創出する
- 社会老年学、エイジングの社会学 …研究領域としての全般的解説
Ⅱ 実習・ワークショップ
M-GTAの分析ワークショップ
実習・ワークショップはM-GTA(修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ)が中心となりますが、事例研究、エスノグラフィー、ライフストーリーなど主要な質的研究法を取り上げることもできます。データについての考え方、調査計画、半構成的インタビューのガイド作成と実施方法、参与観察法などを含めることもできます。 これまで数多くの講義や講演の機会を与えていただきましたが、時間的制約もありどうしても単発で概略的な話になりがちでした。質的研究法の習得には体系だった経験的学習が有効ですので、この度こちらでプログラムを用意することとしました。 内容:基本的知識の習得とデータを用いた分析実習 対象:研究者、大学教員、大学院生、実務専門職など。 形態:5名から10名以内のグループで5回(一回3時間)程度を想定。なお、必要に応じてZoomなどを利用したwebでのグループ指導を含みます。ただし、個別の研究指導、分析指導は行いません。 達成目標:事前の課題をしていることを前提に、以下を目標とします- 質的研究法全般について基礎知識を習得できるようになる。
- M-GTAの質的研究における特性と分析方法の基本を習得できるようになる。
- 分析テーマと分析焦点者の設定ができるようになる。
- 分析ワークシートを用いて概念の生成ができるようになる。
- 複数人のインタビュー・データから分析ができるようになる。
- 概念と概念の比較検討からカテゴリーを作れるようになる。
- カテゴリーを概念の関係として図示できるようになる。
- ストーリーラインと結果図をまとめることができるようになる。
- データ収集とデータの質、とくにインタビュー方法などについても理解を深める